代ゼミ ハルマゲドン
  僕の以前の職場、代々木ゼミナールが大規模に縮小することになりました。
僕が出講していた仙台校や横浜校や町田校も閉鎖。
 なんと25校舎中7校舎しか残らない。
 まさにヨハネの黙示録、ハルマゲドン。
ヴァーグナー 神々の黄昏  ゲッター・ダンマルング

 

 僕の代ゼミ講師時代からささやかされていたXデーがついに到来しました。
まさに僕の人生の座右の銘の1つ
Sauve qui puet (フランス語 ソーブ キ プ と読む)
「生き延びられる(努力)術があるものは逃げ延びよ」
(前線で戦線が崩壊したときや軍用艦が沈没するとき指揮官、艦長が言う言葉で 普通訳される「総員退去」、とは少し違うニュアンス)

 今回は読売新聞オンラインに載るすでにはるか前から原爆級として”mixiつぶやき”で予言していましたが・・・。

 2ちゃんとか8月20日にインサイダーなこの情報が、
誰か関係者によって書き込まれていたのだが、またぞろ大衆により”どーせガセだろ”とか”代ゼミがそんな風になる訳がない”といったカキコで終了していた。ま〜大衆の知る”知”とか”情報”もその程度でしかない、っていう見本ですね。
 
 すでに今週中頃から、かつての戦友であった多くの代ゼミ講師の先生方から、
「佐々木ゼミついに脂肪しますた。泥舟から脱出した大宮さんお見事!」
「大宮さんの先見の明、今となると・・・。見事に決まってすごいね!」
とか賞賛をいただいておりました。
 僕の今の職場を紹介してくれ、履歴書を送るから頼む、っていうメールなり電話なりがかなりかかってて携帯の電源がすぐ落ちてしまうくらいです。
 
 元戦友の窮地に微力ながら何とか応援していきたいと思います。
シンドラーのリスト、日本のシンドラー、杉原千畝さんみたいな。
 
 僕がやめるとき、パンフに載ったまま辞めてやる大打撃必至の極秘作戦”コロニー落とし”
を準備していて、さらにパンフの3行メッセージに暗号化されたダヴィンチコード(けっこう考えるのに大変だった)を載せて周到な計画で辞める計画でしたが、それを知った友人講師とかフェラーリ屋の店長のエノテン師までもが、「最後っ屁をかまそうなんてオーちゃん、大人げないよ!」とか言われてコロニー落しをやめてしまったのが心残りです(笑)。

 結局大人的に代ゼミに辞めるのを言ってしまって、◯戸部教務部長に仙台校からの電話で引き止められましたが「もう次が決まっているんで」と通告。
 最後の週にあちこちの出講校舎のスタッフの皆様に
「先生は、どこの予備校行ってもやっていける実力ある先生ですので、ご活躍ください」と送り出していただけたのをいまだに感謝しています。
(◯村校舎長体制の◯浜校を除く)

 くだらねえインサイダーな昔話が長くなってすみません。

 昔のみんなでのツーリングとかなつかしす。

 先代の創業者である高宮行男 理事長は偉大な方だった。
ぼくも尊敬しています。
 かつて代ゼミ講師時代に数回、二人きりでお話させていただく機会があり、ざっくばらんにいろいろなお話をしました。
フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリが、冷酷な経営者、みたいに逸話をたくさん残していますが、似たオーラがある方でした。

 「フェラーリは車高が低くて大変だから、理事長専用の立体駐車場にいれなさい」
ともおっしゃっていただけました。

 ↓ 横浜の校舎にて。なつかしす。◯◯先生のポルシェと。
仲◯先生とか空き時間に乗せてあげたら、感動してくれて、「いや〜宇宙船に乗った感じ!!!」と喜んでいただけました。◯本先生元気かな。



 先代の理事長(代ゼミ創設者)は、北海道の滝川でお生まれになり、太平洋戦争に従事、そのときに御戦友だった方の妹さんとご結婚になり、その方のご実家のパチンコやキャバレー経営の企業の大番頭としてご活躍し、これからは塾の時代だ、と40歳を過ぎて起業され、1代で帝国を築いて3000億円を稼いだ、という話は人口に膾炙した有名な伝説です。

 売れない放浪の絵描きから一国の総統になったアドルフ・ヒトラー、親に捨てられて貧乏な孤児院の孤児からシャネルグループの世界帝国を築いたココ・シャネルのような壮大な立志伝。

 地方校舎に視察に行ったとき、校舎長以下スタッフが厳戒態勢でお供しているとき、「授業風景を覗きたい」とおっしゃったのでスタッフが講師用エレベーターを空けて待機していると、階段を上がり始めたので、慌てて
 「理事長、このエレベーターでどうぞお上がりください」と校舎長が言うと、
「そのエレベーターは授業をしていただく先生方のための物です。私には乗る資格がない」
とおっしゃったという。
 さすが、1代で3000億円を集めた創業者は人間のビッグさが違います。

 かつて、知将といわれ、アフリカ戦線でつねにイギリス軍の10分の1の戦力で戦い続け、イギリス軍を窮地に追い込み、イギリス首相チャーチルをして「最高の指揮官」といわしめたロンメル将軍に似たビッグさを感じます。
 ロンメルは司令部にこもることなく、熱砂のアフリカ戦線を装甲車(おもにSdkfz250グライフ、捕獲したイギリス軍のモーリストラック、たまに偵察機のシュトルヒとかも利用)にのって軍団の先頭にたち指揮していた。あるとき、装甲車が止まって側近の兵士が「地雷原に遭遇しました。今から工兵が撤去しますのでテントでお休みください」というと、無言で装甲車から降りて、車両の先頭にかがむとナイフを取り出して砂に刺し、地雷の撤去を将軍自らがはじめた。
 将兵はロンメルの部下であるというだけで誇りを持ち、無敵のアフリカ軍団となった。


 代ゼミ自体の凋落はすでにだいぶ前からはじまっていましたが、経済誌のダイ◯モンドとか東◯経済とか実態も調査しないで提灯記事を垂れ流ししているだけなので、いまだに3大予備校の大手代ゼミによると、みたいな記事が多くて、あの手の週刊誌の薄っぺらさを露呈していました。

 今回の◯売新聞の記事とかもかなり雑でテキトー。ま〜読◯なんてプロパガンダ、大本営発表のクソ中のキングオブクソでしかないです。

 ”関係者らによると、代ゼミは今月、講師らに対して 〜 ”
講師すべてには説明されてません。職員に対してです。
講師向けに人権研修会で発表されるはずでしたがその研修会も紛糾を恐れてか中止に。
 しかも少子化で、っていうことで3大予備校全部が終わり、みたいな論調ですが
代ゼミが東進に食われて、上位層を駿台と河合塾がもっていった、っていう正しい分析がない。
 すでに2006年時点で、自爆営業が横行、150人教室に数〜10人とかの授業が当たり前になっていましたからね。

 正確な取材もなしに、エセ評論家やエセ情報通みたいなのの情報を垂れ流してるだけです。ジャーナリズムとか言って正義感ぶってる割には、◯通信の御曹司の人間牧場みたいな
報道すら実名で出来ない。
 金と権力にはめっぽう弱い。強きを助けて弱きをくじいている。
 フランスとかイタリアみたいな真のジャーナリズムはメジャーなマスメディアにはないっすよ、この国には。

 僕が脱出する直前、2006年度ですら、郊外の校舎は生徒がいなくて、夏期講習とかいわゆる自爆営業が盛んでした。講座に申し込みが0人だとそのままだと閉鎖されて報酬も0になってしまうので、講座開講の日の直前が0のときに親戚とかの高校生の名前で自腹で講習会を申し込む。すると講座は開かれて5日間の授業の収入があり、受講料払っても大黒字で、おまけに名前だけのダミーなので生徒は0人だから講師室でお茶のんでだべって終わりっていう二度美味しい!?方式で、これが流行りまくってみんな喜んでいました。
 すでにこういう状況で、いろんな兆候がありました。

 その辺はいずれ本にでも書きたいです
「人生の危機を回避する知的な技術」
とかでどっか新書にしてくれませんかね〜、って誰も読まねえか。

 ウチの西成のホームレス出身の父親が、あらゆることには前兆がある、崖崩れは最初は小石がぱらぱら落ちるからそのとき全力で避難しろ、的なネタをいっぱい持ってました。
 その割にはオヤジ自身も僕が学生のときに自己破産しちまったので説得力ないっすけど。

 まさに歴史から学ぶ、って言うことが大切ですね。
”生きることは知ることである!”
 こういった歴史から学び取る知的生活が大切です。

 賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ

 この本でぜひ!!!

あっ間違えた
こちらですね。

 ドイツ第三帝国崩壊など歴史的な大カタストロフィー(”cataがカタログとかのカタで”完全に” ストロフェインが”変化”(ギリシャ語) )では必ず兆候がありますが、歴史的には当事者の人間がその兆候を遮断されて知り得なかった、ということはありません。むしろ自分に都合の良いように解釈してしまいます。
 そしてより事態が破滅的になってくると、今度は合理的な判断をやめて、「いてまえ〜」的に思考停止で”あとはどうにかなれ”的な自虐性、カタストロフィー、リセットを望んでしまうようになります。
 映画”ヒトラー最後の12日間”でも、側近たちが地下壕で酒を飲みまくって、「東はロシア軍、西はアメリカ軍で、もう手も足ももがれて終わりで〜す!!!」みたいに自虐で喜んでいるシーンがありますが、まさに合理的判断を閉ざしてしまうのです。

 受験生においても、だんだん入試が迫ってきて直前期の模試とかで想定外な結果が出てしまうと、あと残された時間的ソースでこれだけのことをやらなくては… っていう合理的思考をせずに、あとはやぶれかぶれだ、的に旧日本軍の玉砕、バンザイ突撃に走ってしまいます。
 デートにおいても、自分で立てた緻密なシナリオが軋んで想定外になってしまうと、パニックになり、最後は土下座のバンザイ突撃で玉砕、みたいな話はよくあることです。

 日本軍の惨敗がまさにそれです。われわれ日本人は自分の美学や精神性、そして自分のたてたシナリオに酔いしれる傾向があり、机上演習でもいいように、いいように解釈した作戦が立てられ、その想定内で「米英撃滅は必至!!!日本軍大勝利」みたいな帰結を繰り返して滅びました。
 原発もしかり、ワールドカップのサッカーに至っても「想定外のところからボールが飛んできて、対応できませんでした」ですからね。
 日本の自動車作りも、「いかにして想定できる中での安全なクルマにするか」ヨーロッパは
「いかにして万が一の想定外な状況にも対処できるクルマにするか」ですから。


 氷山にぶつかったタイタニックにさらに追い打ちでUボートから魚雷十数発発射!ですから、僕も微力ながら脱出、エクソダスに奔走、半沢直樹みたいに土下座しまくるか、くらいな決意です。

 人生には3つの坂がある 上り坂、下り坂、まさか

 この”まさか”に対していかに対処していくか、が知性を駆使する作業の中で、一番人生での大事なウェイトを占める気がします。



Comment:
2014/08/23 8:16 PM, シルクロード wrote:
 今回は、先生の今までのブログの中でも過去最高の真実性に富む内容だと思います。

 「生き延びる技術-Sauve qui puet-」(仮題)の単行本の出版をお待ちしております。最低3冊は売れます。私が買いますから。(自宅用、オフィス用、保存用として。)
2014/08/23 10:54 PM, はじめ wrote:
遂に来たんですね?

正直、ここ迄派手に総崩れとは思いませんでした。

2003年の夏に深沢で大宴会開催して頂いたのが、懐かしいです。

早く悪徳医師(笑)になって恩返し出来ること切望しております!

取り敢えずCBT言って来ます。
2014/08/25 3:15 PM, 再起の可能性 wrote:
TOP層だけでも、鉄緑会やSEG、VERITASみたいな路線にシフトさせていれば(1、プリント多用、2、生徒当てまくり、3、宿題多量、4、授業内添削等々・・・)まだなんとかなったのでしょうが、今からじゃもう遅すぎるでしょうね。

生徒が減ったのだから、それを機会と考えて、まだネームバリューのあるうちに上のような大手少人数制塾を模倣すれば、再起の可能性はあったでしょうが・・。
2014/08/25 3:36 PM, 補足 wrote:
TOP層って、エリート生徒向けのクラスのことです。
彼らだけでも他のいい塾みたいな双方型授業で鍛えればよかったのに。

SAPIX株など買わずに、自分がSAPIXタイプに切り替われば(鉄緑等も授業形態はSAPIXと似ています)、一定数の合格者人数は確保できたし、そうした別タイプの精鋭コースの存在が、他のその他大勢の生徒を刺激する目標になったかもしれないのに。
2014/08/26 5:07 PM, 桜吹雪 wrote:
代ゼミに通っていたころ(もう10年以上前)めっちゃお世話になりました。
代ゼミのニュースを知って検索しました。
サテラインで「貴子!」と常盤貴子への愛を叫んだ先生に当時軽く惚れましたwwww
お元気そうでなによりです。
また化学の授業受けたいです。

2014/08/31 2:32 PM, 大宮王子 wrote:
>シルクロード様
 ご無沙汰しております。生きる技術 深いタイトルですね!頑張ります。
>はじめ様
 懐かしいですね!!!あの頃はよかった〜。とりあえずCBT頑張って下さい!!!
> 再起の可能性様
 深い考察ですね。コンサルとして売れる内容ですね。
> 桜吹雪様
 ありがとうございます。なつかしいですね!!!あの頃は若かった(泣)。最近は北川景子とかに萌えています。
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