西表島(2)
 2日目は、午前中、前回来たときに閉まっていた西表島野生動物保護センターに行くことに。環境省の施設です。

 広い空と海風を受けて走るのが気持ちいいです。
ドドド、と水が落ちているピナイサーラの滝とかも見えて、もうパロディウスの最終面みたいな感じです。島全体がディズニーランドとかを1億倍超えた壮大なアトラクションです。

 西表島野生動物センターはイリオモテヤマネコの保護、研究などをしています。
 イリオモテヤマネコは島全体で推定100〜110匹しかいないのに、
今年に入ってもう4匹も交通事故ではねられて死んでいます。
 

 道で轢かれていて、石垣島の動物病院で治療を受け、センターで最近まで生きていた
W−38、通称”よん”の剥製です。

 ↓  こ、これはどっかで見たことがあるような・・・


 ニャジラだ!
人生、じゃなくて猫生をまったくやるきなく、のらりくらり生活するニャジラ・・・
おかげさまで最先端の医療の莫大なマネーにより腫瘍をとって全快して
手術後一年がたって、のらりくらり生活しています。


 イリオモテヤマネコ検定をうけました。
初級でもけっこう難しいです。
 獣医の連れが、「3日間通いつめて上級までとらなあかん」とか言っています。
初級でこの難しさ、上級は  ATCGGCT とかイリオモテヤマネコの塩基配列とか遺伝子とかの問題ですね、多分。

 こんなにテストに萌えたのは東大受験以来です。
初級に認定されました!
 猫好きとしてはイリオモテヤマネコ残してもらいたいので、寄付金を払って、センターをあとにして午後は秘境の浜がある集落”船浮”に向かいます。 

 イリオモテヤマネコが多発する地帯は減速です。



 西表島は道路が周回していないので、西側の終点の集落白浜から西の最果ての集落船浮までは渡し船で渡っていくしかない。
 このあたりはかつて奥地に炭坑があり、明治時代から昭和にかけて採炭していました。
台湾から、あるいは中国、朝鮮から人々から連れてこられて過酷な強制労働です。
 甘い言葉で勧誘はいまのブラック企業と同じです。
資本主義の本質は100年経っても変わらない。
 昔、◯ゼミの講師採用試験で、「先生なら一億円稼げる!」と言われたのとか、◯塾で、
「先生、初めはこんなコマ単価ですが、いずれは上がっていって◯ゼミなみの単価にしますから」と言われてそのあと10円とか50円しか上がっていってないのと同じですね(笑)。

 まさにカイジの地下労働者の世界です!!!
地下労働者の通貨”ペリカ”と同じ!
 予備校業界もこうなる日は近い!?


 カイジの作者の福本先生は炭坑労働からインスピレーションを受けていたのですね!!!
逃亡してもジャングルと海で逃げられず、あちこちから死んだ人の人骨が出てくるらしいです。
 これが資本主義の本質です。カイジ見たくなってきた。

「プロレタリアート、アラーレンダー フェアアイニヒト オイヒ!」(ドイツ語)
「万国の労働者よ、団結せよ!」 (マルクス・エンゲルスの言葉)
 アラーレンダーがall land  フェアアイニヒト ”一つになる” オイヒ ”それ自身” itself

 渡し船は一日4往復くらいしかなくて、乗り逃がしたら終わり、このノリもいいです。
カイジとか半沢直樹の名演、香川照之様にやっていただきたいです。
「渡し船も満足に乗れない奴〜、もうそんな奴は知らん!どうでもいい!」

 白浜の集落が離れていきます。

 左側の島 ソトパナリジマ にテレビに出てくる有名な 裸のおじさん が無人島で一人で生活しています。おじさんはマイボートで渡ってきて、ラーメン屋でよく食べているそうです。

 船浮の集落の人口は30人くらい。
日露戦争の時は日本艦隊が補給に停泊したようなところで、特攻兵器 人間魚雷回天とか
特攻ボート震洋の基地が建設されていました。いまでもその跡が見れます。


  船浮の波止場から徒歩10分のイダの浜でウミウシ探しです。
イダの浜、今日は人が多いです(笑)。
前来た時は無人でした。

 透明度が抜群です。
屈折率に関係ないくらいにサンゴが見えます!

 沖合のプチ・ドロップオフに強烈な3次元立体屹立 珊瑚礁があります。
浜辺からも、干潮時はお腹をこするくらい浅瀬の珊瑚礁が広がっています。

 魚影も濃いです。
 このへんを見ちゃうと、水族館が汚く感じます(笑)


 科学雑誌ネイチャーの創刊号の表紙に書かれた、イギリスの詩人ワーズワースの1節

 To the solid ground of nature trusts the mind that builds for aye.

「永遠に歌われるまことの詩は、自然をいしずえにしていなければならない」

 この偉大な自然こそが、まさにサイエンスの原点です。

 クマノミとイソギンチャクの共生、サンゴの生態、有機化学が全てを明らかにしてきました。
 ウミヘビ、サメ、ホヤなど海洋天然物からは抗がん剤、抗生物質が発見されまくってきました。海洋天然物は薬物の宝庫です!!!
 やっぱ有機化学こそ化学の王道!
有機化学はこれでしょ!

 ”もしべく”も!
人類は科学をいかに建設してきたか、がニッチに分かります。

 この浜でエンゲルス著の”反デューリング論”を読んだのは僕だけですね、多分。

 哲学書の中の最高傑作の1つです。
よく浅薄な人が、「革命家を名乗っているのにフェラーリやランボルギーニに乗るのはおかしい」的な論を発しますが、そういう近視眼的な思考を喝破している、真の科学的な視点と革命の視点を描いた本です。
 著者のエンゲルスはマンチェスターをはじめとして、イギリスやドイツに多国籍に繊維会社を経営し、貴族的な富裕層。昼間は高い白馬にまたがって貴族と「タリーホー!」とうさぎ狩りに熱中し、高級ワイン シャトーマルゴーを飲み、夜は盟友の貧乏な破滅型哲学者マルクスを支援し、資本論やあまたの著作を支援、共著し、
「資本家階級とそれの手先である国家権力を粉砕、打倒せよ!」
と叫んでいた。
 エンゲルスはルクレティウスと並んでネ申です!

 資本主義の発達、発展が矛盾を深め、やがて来る新しい社会への礎となる、という時空を超越した超越者の視点です。
 秋葉原で安倍の演説に拍手喝采しているザ大衆と100億光年かけ離れた超越者です。
紀元前55年頃のローマの哲学者ルクレティウスも宇宙を原子の運動でとらえた超越者の視点をもて、と解き
「高いところから、ローマ軍の演習で殺し合いの訓練を見下ろす。ナショナリズムや神話、宗教を権力者は利用して戦争を煽るが、そんなことに騙されて死ぬ人間より、高い視座から見下ろす人間になれ」と説いています。
 タワーマンションを買って最上階から見下ろせ、ということですね(笑)

 超越した視座を持て、広い世界観を持て、ということです。


 ホテルに戻って反デューリング論を読みました。


 印象 日の入


 海岸で哲学者モードです。
かつて紀元前400年、デモクリトスとレウキッポスは浜辺でインスピレーションを受け、
世界、宇宙はこれ以上分けられないアトモス(原子)(ギリシャ語で ア が否定語 トモス はテムナイン ”切る”  CTはコンピューター トモグラフィー ”コンピューター切断画像” アナトミー 解剖 ”再び切る”)
 この浜辺の砂粒のように、世界、宇宙は究極の粒子、原子からできている、と考えました。
 ま、日本は縄文時代でしたが(泣)

 つづく

 
  

 
 
 
 
 

Comment:
2013/09/03 8:32 PM, シルクロード wrote:
 日本最後の秘境での完璧なリゾートライフで日々の疲れを癒せましたでしょうか。プールサイドで難解な哲学書、これも貴族階級ならではですね。

 先生はだまされて講師に! 一億円?ぐんぐん待遇が良くなる! これじゃまるで移民募集の説明会では。どこの会社も入るときはウソばかり言いますね。でもここまできたらより一層の高みを目指していくのがいいのでしょうか。

 それから緊急配備されたニューカー、発表を楽しみにしております。
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